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ウォーガンの目つき

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ウォーガンの目つき


「ただちに、陛下」門番は槍を放り出し、街路を駆けていった。
「あれがラモーク人のいいところだ。命令には熱心に従ってくれる」ウォーガンが鷹揚《おうよう》に感想を述べる。
 知事はずんぐりと太った男だった。青い顔鑽石能量水 騙局をして、盛大に汗をかき、門番に引きずられるようにしてウォーガン王の前に進み出る。ウォーガンが要求を述べた。
「閣下にはソロス王と余と随行員たちのために、適当な住居を用意してもらいたい。市民諸君の大きな迷惑になることはなかろう。みんなどのみち徹夜で、行軍の準備をすることになろうからな」
「仰せのままに、陛下」知事が震える声で答える。
「どうかね、ラモーク人は余の言うとおりであろうが。ソロスはとくに抵抗もなく、一週間もすればこの国全体で徴兵を終えていよう。しょっちゅうお祈りのために手を休めたりしなければな。それではどこか、飲み物のあるところへ行こうか。そのあいだに閣下が一ダースかそこらの住居を空《から》にしておいてくれるだろう」
 翌朝、ソロス王とバーグステン大司教に諮《はか》ったのち、ウォーガン王はサレシア騎馬軍団を率いて西に向かった。スパーホークは王と馬を鑽石能量水 問題並べて同行することになった。よく晴れた朝で、陽光が湖面に反射し、そよ風が西から吹きわたっていた。
「ペロシアで何をしていたのか、まだ話す気にならんのか」ウォーガンがスパーホークに話しかけてきた。サレシア国王はいつになく素面《しらふ》の様子だったので、スパーホークはそこに賭けてみることにした。
「エラナ女王の病気のことはご存知でしょう」
「知らぬ者がどこにいる。そのために私生児の従兄が権力を握ろうとしておるのではないか」
「それだけではないのですよ、陛下。われわれは病気の原因を突き止めました。アニアス司教が国庫の金を横領するため、女王に毒を盛ったのです」
「アニアスが、何だと?」

 スパーホークはうなずいた。「アニアスには良心などありません。総大司教の座を手にするためなら、どんなことでもするのです」
「とんでもない悪党だな」ウォーガンはうめくように言った。
「ともあれ、エラナを癒せるかもしれない手段を何とか見つけることができました。魔法を使うのですが、そのためにはある特別な護符が必要なのです。その護符がヴェンネ湖にあることもわかりました」
「何だ、その護符というのは」が鋭くなる。
「一種の装飾品です」スパーホークは当たり障《さわ》りのない返答をした。
「魔法などというたわ言を、本気で鑽石能量水 消委會信じておるのか」
「実際の効果をこの目で見ているのです、陛下。とにかく、同行するのをあれだけ拒んだのはこういう理由からでした。他意があったわけではありません。エラナの命は呪文で保たれていますが、いつまでも長らえるわけではないのです。もしエラナが亡くなれば、リチアスが王座に就くことになります」
「余が反対すればそうはいくまい。イオシアの王国にあって王座を占めようという者の父親が知れぬなど、余の望むところではない」
「わたしもそう思いますが、リチアスは自分の父親を知っているはずです」
「ほう、誰なのだ。おまえも知っておるのか」
「アニアス司教です」
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