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すべてを転々と

なるものがある



江戸町奉行であった大岡忠相(おおおか ただすけ) が活躍していたのは、
時あたかも八代将軍・徳川吉宗の頃。
吉宗が進めていた享保の改革を町奉行として支える立場にあった。
江戸幕府が、いい制度を作り上げたとは思えないが、
いくら、いい制度を作り上げたとしても、一般的には、
時代の流れが変わったり、制度疲労などが必ず出てくるモノ。
そこで、改革が必要となってくるのは当然のこと。

忠相は、ちょうど、その改革のただ中で江戸町奉行をつとめることになった。
同時代の人からは、名奉行と認識されていたらしく、
「大岡政談」として写本や講談で人々に二手Toyota広がっていったようだ。
人情味あふれる庶民の味方としての裁きを行ない、
生きている間から人気は絶大だった。

大岡裁きとして残されている逸話の一つに、
『一人の子を互いに実子と主張する2人の母親。
大岡越前は、「強く引っ張り中醫診所きった者が母親なり」。
として、子を真ん中にして引き合いをさせた所、
子供が泣いて痛がるのを見て思わず手を離した女性を見て、
越前守は「手を離したソナタが、実の母親なり。
痛がる子供の手を離したのは、実の母親なればこその行為なり」
としたものがある』
お涙、頂戴(ちょうだい)の美しい話だが、
この話、旧約聖書列王記にソロモン王の英知として出てくる話にも
同じモノがある。
実の親がどっちだったかは、不明だが、
人のこころは、洋の東西を問わず、
四角四面の裁きではなく、人情味が入っているコトを望む。

今の、話題の人である橋下大阪市長が、何かと話題になっているが、
改革に邁進していることに対する評価はできる。

だけども、最近、ヤケに厳しさばかりが目立つ。
庶民感覚で言えば、
彼には、大岡裁きのような、どこか人情味のある、
そんな改革を期待したいところだ。
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